「深呼吸して心を落ち着かして．．．」というような言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか？
では、なぜ深呼吸をすると気持ちが落ち着くのでしょうか？
　
それは、人の脳の中で、感情と呼吸を司る場所が同じだからです。
私自自身も三人の息子がもっと小さかったころ、自分自身に余裕をなくしているときは、決まって「息が止まってた！」なんて思うこともしばしば(;^ω^)皆様も怒りや不安を感じているとき、気づいたら呼吸が浅くなっている経験を、一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

反対に、ゆっくりと深く呼吸を繰り返すと気持ちもゆったりと落ち着いてくるというわけです。

深い呼吸をお伝えするときに、合わせてお伝えしたいの呼吸法が、腹式呼吸。
AMIのレッスンでも必ず取り入れています。
身体に意識を向けて正しく腹式呼吸をすると、体幹のインナーマッスル(横隔膜・腹横筋・骨盤底筋群)を使うことになります。これらは「天然コルセット」ともいわれ、鍛えることで腰痛予防にもつながります。毎日、朝・晩6~10回ずつ、深い呼吸を正しく続けると、下腹やウエストが引き締まるのを感じることができるはずです。

「ぽっこりお腹がへこむ」でお伝えしたように、呼吸だけでも体幹トレーニングになります。
さらに胸式呼吸を合わせて行うことで、胸郭(肋骨)を動かす筋肉にも刺激をあたえることができ、さらに体幹が強化されます。また、肺に空気をたくさん吸い込むことで胸をひらいたり、たくさん酸素を取り込んで体の中でエネルギー生産が活発に行うことができるため、気持ちも明るく、自然と目線も引きあがっていきます。
体幹がしっかりし、胸を開いて目線が引きあがることで姿勢改善につながります。

上記の3点をみてもわかるように、深い呼吸は、心を落ち着かせ、体幹を強くし、体をエネルギーで満たします。
さらに、正しい姿勢が身につき、維持ができるようになると体に余分な重力がかからなくなり、疲れにくくなります。